Compositor: Hamada Kingo / Kisugi Etsuko / Nobuo Kurata
ゆきずりのおんなは
かわいたがーぜのにおいがした
おいたちばなしぼつり
はなすことはつじつまあわずで
まなざしのゆくえが
のむほどにんぼんやりさだまらなく
したたかにみえ
ときおりおさないめつきをする
さみしいかぜのおとからだをふきぬけていく
たびだつあしたには
どれだけこだわりのこるだろうか
せめてからりとはれてくれ
よきにさよならいうために
せめてからりとはれてくれ
ちょっとかるいメモリー
いきずりのおんなは
ろじょうでひるをかかげていた
ぶれいきふめばすぐに
きやすくくるまにひらりととびのった
わけありのけはいに
いっさいふれずにせけんばなし
なまえもきかず
ひとばんせなかでねいきをきく
なぜだかいとしげな
きぶんがすりぬけたのは
さみしいほほのかげ
つかれたねがおにかすめたからさ
せめてからりとはれてくれ
よきにさよならいうために
せめてからりとはれてくれ
ちょっとかるいメモリー
せめてからりとはれてくれ
よきにさよならいうために
せめてからりとはれてくれ
ちょっとかるいメモリー
さんきゅうメモリー
ちょっとあまいよるに